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Posted by おてもやん at

2013年08月06日

福祉用具相談員の研修ポイント制度誕生

<スキルが可視化>福祉用具相談員の研修ポイント制度誕生!――ふくせん
(CMO 2013/07/31 14:00 配信)

一般社団法人全国福祉用具専門相談員協会(ふくせん)は、厚生労働省・平成24年度老人保健健康増進等事業の助成を受け、「福祉用具専門相談員の研修ポイント制度」(以下、研修ポイント制度)を開発した。

ケアマネジャーは資格要件が厳密で、かつ試験合格というハードルがあり、初任時から職能としての質が担保されている一方、同様に介護保険で誕生した福祉用具専門相談員は、資格要件もなく、初任時の質にばらつきがある
こうした現状を受け、同協会では、「専門性を確保するためには、継続的な現任研修が不可欠」と考え、現任研修の受講実績を評価し、学習を促す仕組みとして「研修ポイント制度」の開発に至った。

具体的には、福祉用具専門相談員が受講した研修の受講実績に応じてポイントを付与し、その情報をデータベースで管理、ウェブサイトで公表するというもの。情報の公表により、ケアマネジャーはサービス選択の判断材料をご利用者に提供できる

一方、相談員は、自分の研修の受講状況をパソコンで閲覧でき、職業能力開発のための学習計画の作成に役立てることができる。また、これらの情報は台帳形式で印刷することもできるため、教育訓練の履歴や職歴を記入し、キャリアアップに活用できる「ジョブカード」と同様の使われ方もできる。他の職能団体にはない、ふくせん独自の生涯研修のサポートシステムといえる。

ポイント付与の対象となる研修は、福祉用具専門相談員を対象とした外部研修で、同協会が人称したものに限られる。そのため、制度を円滑に運営するためには、全国各地で多くの研修を認証する必要がある。
そこで同協会は7月22日、全国各地で研修を実施している福祉用具専門相談員指定講習事業者や福祉用具メーカーを対象に、研修実施者説明会を実施した。説明会では、7月11日に急逝した前理事長の山下一平氏に代わり、新たに同協会理事長に就任した岩元文雄氏(株式会社カクイックスウィング代表取締役)が挨拶。その後、事務局より制度の概要や具体的な申請方法の説明があった。


説明会の様子

同制度は、単に研修受講実績に応じてポイントが付与されるだけでなく、これを管理・公表し、誰からも特定の福祉用具相談員の実績を確認できる点が画期的と言える。要するに、単に福祉用具相談員のスキルアップに寄与するだけでなく、利用者・家族やケアマネジャーにサービスを選択する際の判断材料を提供するという側面もある

福祉用具の最新情報などを得るために、ケアマネジャー自身が展示会場などへ頻繁に足を運ぶことは難しいが、この研修ポイント制度の公開により、連携する福祉用具相談員の研修の受講状況や知識、経験、情報収集に対する姿勢などがわかる仕組みとなっている。10月1日からの制度開始を楽しみに待ちたい。

◎ふくせん
http://www.zfssk.com/
  


Posted by ふくえん at 08:30Comments(0)業界ニュース