2015年09月08日

ファッションの力で介護業界の活性化を- 大阪で介護服コンテスト開催へ

(キャリアブレイン 2015年09月02日)

「一般社団法人女性と地域活性推進機構」は、素敵なユニフォームでこれまでの介護業界のイメージを刷新させる「魅せる、見せる、美せる介護服コンテスト」を14日に大阪市内で開催する。人材難にあえぐ介護業界をファッションの力で活性化させることで、介護に従事したい人を増やすのが狙い。【坂本朝子】

このコンテストは、同機構が手掛ける医療や介護業界で女性の再雇用の機会を創出する事業の一環として企画されたもので、ファッションやデザインの専門学校「モード学園」の協力を得て実現した。

 14日に大丸心斎橋劇場で開かれる予定の最終選考では、大阪モード学園の4年生42人全員が提出したデッサンの中から選ばれた5人のファイナリストの介護服が審査される予定。学生らには、介護とはどのようなものかをレクチャーし、ユニフォームで介護従事者を元気づけたいという趣旨を説明。自由な発想でデザインを考えてもらったという。

 審査員は、同機構のほか、一般社団法人日本介護事業連合会、介護事業を展開するピースクルーズ株式会社、白衣などのユニフォームを販売する住商モンブラン株式会社が務める予定。審査で評価が高ければ、今後、商品化することも視野に入っているという

 最終選考の日には、デンマーク大使館の松本美保氏や大阪府健康医療部長の上家和子氏の講演、今後、製品化予定の介護作業を支援するアシストスーツを開発した秋山省一氏のプレゼンテーションなども行われる予定。

 同機構は、「介護の業界は、女性が多く、その特性が十分に生かせるにもかかわらず、まだまだ女性の就業の選択肢の一つとしては魅力が薄いように感じる」とし、このコンテストをきっかけに介護業界への関心が高まればと期待感を示している。




Posted by ふくえん at 08:40│Comments(0)業界ニュース
 
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