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Posted by おてもやん at

2015年05月26日

ステッキ 魅力的…握りやすく・伸縮が自在・鮮やか花柄

(2015年5月18日 読売新聞)

病気やけが、高齢などで歩行に不安を抱えた人が外出する際、強い味方になるのが「ステッキ(杖つえ)」だ。
 伸ばしたり縮めたりして、細かく高さを調整できるものや、折り畳んでバッグにしまえるものなど様々なタイプが出ている



■細くて軽い

 杖は専門店や介護用品販売店のほか、百貨店やホームセンターなどでも販売されている。

 三越日本橋本店(東京都中央区)ではメーカー5社の製品約150本を扱う。価格は1万円を切るものから、漆塗りの6万円台のものまでそろっているが、1万~2万円台が中心だ。福祉用具専門相談員の資格を持つ担当の清水祥世さんは「柄の部分が細くて軽いアルミ製がよく売れている。洋服に合わせやすい鮮やかな色の製品もたくさんあります」と話す。

 メーカー各社は、伸縮型や折り畳み型などの機能のほか、握りやすさなどにもこだわっている。



杖は実際に使って歩き心地を試すなどして選びたい(東京都中央区の三越日本橋本店で)

 シナノ(長野県佐久市)の「カイノス SOFT―GA」は伸縮型で、長さを2・5センチ単位で調節できる。握り部分を覆う発泡ゴムが手にかかる圧力を吸収し、体重を掛けても手のひらが痛くなりにくく、長時間の歩行を楽にしてくれるという。握りの下の柄の部分(首)も、握りやすいようゴムで覆っている。

■折り畳み型


 重さ220グラムと軽量化を追求したのが、カインドウェア(東京都千代田区)の「スタイルステッキ 伸縮折りたたみ軽量」だ。四つ折りにして長さ約25センチまで短くできるので、電車内や外出先でバッグにしまえ、持ち運びが楽だ。四つの柄をつなぐジョイントはゴム製。弾力を利用し、一瞬で一本に伸ばすことができる。

 幸和製作所(堺市)の「テイコブアルミ製4点杖」は、地面と接するゴム先が四つに分かれた多脚型で安定性に優れている。柄の部分の高さを65・5~88センチの10段階に調節できるので、様々な身長の人に対応できる。デザインもシンプルな黒だけでなく、カラフルな花柄、チェック模様もある。この商品は、福祉関連品の扱いのため消費税は非課税だ。

「身長の半分+3センチ」目安

 購入時の注意点は様々あるが、まずは自分に合った長さのものを選ぶことが大切だ。握り部分の高さが適切でないと、体重をうまく掛けられない。杖の長さは、「前傾姿勢の身長の半分に、3センチ加えた長さ」が目安とされる。ただ、一般社団法人「日本福祉用具供給協会」の四谷徳彦さんは「腰の曲がり具合など姿勢によって変わってくる。実際に歩いて試してほしい」と話す。

 握り部分は商品によって、形状が異なる。手のひら全体で支えるものから、握りの下の首の部分を、人さし指と中指で支えるものまで色々あるが、握りやすいものを選びたい

 また、地面と接するゴム先の消耗には気を配りたい。杖は斜めにつくため、片方だけが減りやすい。その状態で使っていると、転倒につながる危険もある。ゴム先がすり減ってきたら、新品と取り換えてもらった方がいい

 このほか、多脚型など種類によっては、介護保険の福祉用具レンタルの対象になるものもある。(板垣茂良)

  


Posted by ふくえん at 08:30Comments(0)今日のおススメ商品