2015年05月15日

色盲が見えるように!?


台風7号がちらっと見える今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

週末も雨模様ですしね。お日様は来週までお預けかもしれませんね。

さて、色に対する感覚が正常とは異なる色覚異常(色盲/色弱)。

この「色覚異常(色盲/色弱)」を持つ人は世界に3億人いると言われていますが、その色覚異常にも様々な種類があります。これらのうちでいちばん多いのが先天赤緑異常で、こうした異常には本人は気づかないままで色覚検査などで初めて発見されることが多いようです。

先天性の色覚異常は伴性劣性遺伝をすることがわかっており、発生頻度は男性に多く、全人口の約5%で女性は約0.2%程度となって、後天性の色覚異常の原因には眼底、視神経、脳などの視覚に関係する部位の障害によるものや心因性のものなどがありますが、この色覚異常に対して、かけるだけで色覚が矯正できる色覚異常矯正眼鏡「Valspar」という眼鏡が最近開発されたそうです。

これにより色覚異常を持つ人が、今まで見ることのできなかった色のある世界を見ることができると言われています。


色の区別がつかない世界にいた父親が、初めて色のついた世界を見る瞬間を記録しようと、母親がカメラをもち、3人の子どもたちに色とりどりの服を着せ、父親が眼鏡をかける瞬間を撮影した動画がアップされています。

こちらが動画です。 [You Tube]


色覚異常矯正眼鏡「Valspar」はバルスパー社とエンクロマ社が共同開発したもので、色を分ける特殊なフィルターを用い、モノに当って反射した光の波長をコントロールし、網膜に合った光の周波数に偏向する事で、あるべき網膜の反応を再現することにより、これまで見分けられなかった色をそれぞれ別の色として認識できるようにする...ということらしく、色覚異常のタイプをテストし、症状に合わせたレンズを選ぶことができるようです。

購入方法は、まずenchromaの公式サイトにアクセスし、サイト内にある色弱タイプを見分ける『Color Blindness Test』で視力テストを行い、『Result Information』(結果情報)へ進むと、 タイプ別に何%改善されるのか確認ができるとのこと。

enchrome公式サイト

オプションとしては、近視遠視付きがありフレームを選択することができ、どのパターンの色弱でもレンズの種類は一つのようです。

この眼鏡は色盲の約8割のケースをカバーしているそうで、もし合わない場合、色が改善されない場合は、30日間以内なら無料返品可能、ページを日本語訳に翻訳するとわかりやすいとのこと。

眼科でチェックした診断結果をもとに購入することもできるようなので、気になる方は詳細を調べてみるといいかもしれませんね。



Posted by ふくえん at 10:00│Comments(0)多田日記
 
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