2014年02月08日

介護ロボなどに「日本発」の国際規格

潜在ニーズの高い分野だと思いますが、まずは安全第一ですね!ニヤリ

(キャリアブレイン 2014年02月06日 16:00 )

国際標準化機構(ISO)は、介護などで活躍する生活支援ロボットの国際安全規格「ISO13482」を正式に発行した。経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する「生活支援ロボット実用化プロジェクト」の提案を、ほぼそのまま採用した「日本発」の規格で、関係者からは国産介護ロボットの普及・開発を後押しする決定との声が上がっている。【ただ正芳】

介護ロボなどに「日本発」の国際規格
日本品質保証機構から国際安全規格の原案で認定を受けた「ロボットスーツHAL福祉用」は、リハビリテーションの現場などで活用されている

 今回、「ISO13482」として採用された国際規格では、人の指示や意思に反した誤作動を起こさない仕組みや、障害物を認識した上で回避行動をしたり動きを止めたりするシステムなどをロボットに搭載するよう求めている

 ロボット技術については、介護や家事などの生活支援分野での活用が期待されている。ただ、安全技術に関する規格が存在していなかったことが、技術開発や商品普及の障壁となってきた。

 こうした状況を受け、経産省とNEDOでは、2009年度から「生活支援ロボット実用化プロジェクト」を立ち上げ、対人安全性基準や安全検証の試験方法、安全認証手法の確立に向けた研究などを実施。さらに日本品質保証機構は昨年2月、プロジェクトで得られた国際安全規格の原案で、サイバーダインの「ロボットスーツHAL福祉用」を認証していた

 今後、日本品質保証機構では、「ISO13482」に対応した安全認証を開始する方針だ。今回の規格発行について、経産省では「生活支援ロボット、特に安全面が重視される介護ロボットの開発・普及には、追い風となるはず」(製造産業局産業機械課)としている。




Posted by ふくえん at 08:30│Comments(0)業界ニュース
 
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