仕事のやりがいに「満足」は53%・・・・
『仕事のやりがいに「満足」は53%、賃金は17%――介護労働安定センター調査(2)』
(ケアマネジメントオンライン 2012/08/28 12:00 配信)
財団法人介護労働安定センターは、このほど、「平成23年度介護労働実態調査結果」の一つとして、
「介護労働者の就業実態と就業意識調査」結果を公表した。
調査対象は5万1,453人で、1万8,187人から回答を得た(有効回答率35.3%)。
まず、現在の仕事を選んだ
理由として最も多く挙がったのは、「
働きがいのある仕事だと思ったから」(55.7%)。次いで、「今後もニーズが高まる仕事だから」(38.8%)、「資格・技能が活かせるから」(36.4%)、「人や社会の役に立ちたいから」(35.4%)、「お年寄りが好きだから」(29.0%)という順だった。
現在の仕事に対する
満足度を聞いた設問では、「
仕事の内容・やりがい」に関しては53.2%が「満足」「やや満足」と回答している一方、「賃金」については17.4%と低い。このほか、「満足」「やや満足」の割合が2割を下回ったのは、「人事評価・処遇のありかた」(18.5%)、「教育訓練・能力開発のあり方」(17.9%)だった。
・仕事の内容、やりがい 53.2%
・職場の人間関係、コミュニケーション 45.3%
・職場の環境 37.9%
・雇用の安定性 34.3%
・労働時間、休日等の労働条件 29.5%
・職業生活全体 24.7%
・勤務体系 26.5%
・福利厚生 23.9%
・キャリアアップの機会 23.4%
・人事評価、処遇のあり方 18.5%
・教育訓練、能力開発のあり方 17.9%
・賃金 17.4%
介護関係の仕事の継続意志は「働き続けられるかぎり」が56.2%で最も多く、
過半数が継続的に働く意思を持っていることがわかった。ただ、「わからない」も19.9%とやや多く、「3~5年程度続けたい」が9.9%、「6~10年程度続けたい」「1~2年程度続けたい」が5.7%、「半年程度」が1.6%だった。
また、前職がある人に対して、その職種についてたずねたところ、「直前の仕事内容は介護の仕事ではない」人は59.0%と、
介護業界以外から、転職した人が多いことがわかった。
◎財団法人介護労働安定センター
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