介護ロボット 県内6施設で試験導入
(陸奥新報 2014/8/27 水曜日)
介護の負担軽減や高齢者の安全確保を目指し、県内の6福祉施設に
見守り介護ロボットが導入されることになった。
「県ロボット介護推進プロジェクト」として、県介護実習・普及センター(青森市)や福祉機器メーカー、福祉施設がチームとなって取り組み効果を検証する事業で、高齢化が進みさらに介護従事者の不足が見込まれる中、介護へのロボット導入に向けた土壌づくりと、現場の意識改革にもつなげたい考えだ。
同事業は、先行事例が少なく市場の不確実性が高いなど、
ロボット介護機器が量産化に踏み切れない状況を踏まえ経済産業省が実施する。本県も、福祉機器メーカー「テクノスジャパン」(兵庫県)と、弘前市や平川市などの4法人6事業所、仲介を行う県介護実習・普及センター、介護用品を取り扱う「東洋シルバーサービス」(青森市)がチームを組み参画する。
今回導入するテクノスジャパンのロボットは、ペット型の見守り介護ロボット
「ケアロボ」。マット型の高機能離床センサーや赤外線センサーが、被介護者の徘徊(はいかい)や転倒などの異常を感知すると、赤外線カメラなどを搭載した本体に知らせ、写真を携帯電話やスマートフォンなどに通知する。
【写真説明】 ペット型の見守り介護ロボット「ケアロボ」(写真奧)。異常を感知すれば、スマートフォンやパソコン、タブレット端末などに写真を送ってくれる
関連記事